欧米は近代の成長メカニズムのピークを1974年に迎えている。
ベトナム戦争が終結に近づき国外に市場を求めて拡大できなくなった。
東インド会社ができた約400年前から続いた手法が変わった。
米国の過剰消費体質が変わると日本の
輸出立国が成立しなくなる。
米国は住宅バブルで蓄積した過剰をこれから削ぎ落とす。
その間
マイナス成長が続く!
日本は向こう5年間毎年10兆円のGDPを失い米国が平時に戻ってもゼロ成長だ!
74年以降 成長の源泉は資産価格の上昇にあった。
日本では成長が全てを解決するという
「上げ潮派」の考え方が多いが
資産価格の上昇はコントロールできない!
資産に頼るシステムを変更する必要がある。
リサイクルの活用が一段と進み例えば4〜5年おきに買い換えている
自動車も10年以上使う!
企業はそれでも利益がでる体質造りに迫られる!
我々は景気が回復しても生活水準が回復しない時代を向かえる。
勝ち組企業は
現地生産主義に基ずき消費地に近いところに工場を移す!
米国の一極体制が揺らげば最も影響を受けるのは為替相場でありドル安というかたちで跳ね返る。
日本企業は通貨換算で目減りし
販売量の落ち込みというかたちでも圧迫される。
悩ましいのはこれが循環的な現象でなく恒久的であるからである。
米国には
「最後の買い手」としてのパワーはもはや残っていない!
想されるのは一ドル70円がアベレージで最高50円代をつけ
老後の不安と雇用の不安定化である!